■ 4月25日(木) 五郎さんとDAN歩『幻の熊谷草』 案内:小林五郎さん
新緑の公園を歩くには最高の天気になった。 JR横浜線の中山駅集合。本日は幻の花である「熊谷草」が見られ所を五郎さんが案内してくれることになっている。早速、四季の森公園へ向う。 住宅街を歩く途中に見事な花を付けた藤が目に入った。 奇麗な紫色の花がたわわに咲き乱れ藤棚から道路際へ垂れ下がる様に思わず見とれてしまった。 四季公園北口はそこから僅かのところにあり、池の両岸から架けられた25匹の鯉幟が風にたなびき色鮮やかに泳いでいる姿が目に入った。 池にかかる橋をわたると、葦原湿原との標識が立っており、青々と茂る葦が一面に茂って春満開の風情を演出してくれていた。 湿原に沿って落ち葉で敷きしめられた小道を蛙の合唱を聞きながら暫く歩く。都会では味わえない至宝の時である。 葦は古来より葦簀や茅葺屋根として利用されてきたが今ではあまり見かけなくなってきた。 一気に芽をふきだし、新緑に覆われた木々の間から日が差し込み足元に光の模様作り、枯葉がきらきらと黄金色に輝いて、なんとも美しい。 里山歩きに参加して初めて味わえる風景といえる。 四季の森公園におさらばして、駐車道脇から別の森に入る。 五郎さんもこの森の名前は判らないとのことだったが、突然、道なき坂を登り始めたのには驚いた。 枯れ草が幾重にも積もり積もっている為かふわふわとしたマットの上を歩くようで気持ちがいい。 その先の角の家先に今日のお目当ての「クマガイソウ」が植わっていた。山野草図鑑に拠ると「ランの種類で、袋状の唇弁を持ち花を横向きに付ける、茎は有毛で2枚の扇状の葉が対になって付き、葉は直径10〜20cmで、はっきりとした縦じわが付く」とある。 クマガイソウは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類とされている。 栽培のための乱獲によって自生の花は稀にしか見られない。 クマガイソウを見学して「三保市民の森公園へ。その後、どでかいパロボナアンテナ群が目に飛び込んできた。近寄って表札を見ると「J-SAT」とあり、衛星運営会社のJSAT株式会社(スカパージェイサット)とのことだった。 新治市民の森に通じる階段を登り、しだの葉が茂る尾根道を進む。途中「鎌立の奥」との標識が出てきた。 更に進むと左側に池が見える池ぶち広場にたどり着いた。 ここで昼食をとり、藤棚をバックに記念撮影をした。 旭谷戸に向う。 旭谷戸には一面にあか紫色の花が咲き乱れ、その中で全員で合唱した後で、五郎さんがオカリナを吹いたところ、鳥が曲に合わせて鳴きだし、吹くのをやめると鳴きやむのでビックリした。 その後、新治里山公園内にある旧奥津邸を訪ね十日市場駅に着き、最寄のラーメン屋で反省会をし、解散となった。新緑の森を歩き新鮮なオゾンを胸いっぱいにすい込み、命の洗濯が出来ました。五郎さん有難うございました。記金光
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