■ 6月22日(水) 田園都市線・半蔵門線DAN歩 桜新町〜三軒茶屋 案内:木全さん
木全氏から本日の行程の説明を受け出発。 駒沢給水等に向う。 給水塔までは神社の参道のような長い道が続き、水道専用道路になっている。 両側には草木が植えられており、気持ちのいい散策道を歩き5分足らずで、給水塔にたどり着いた。 住宅密集地のど真ん中にこんな巨大な、しかも古めかしい建造物が残っているのに驚いた。しかも、いまだ現役で水道局の管理下で稼動しているのには二度吃驚した。 向井潤吉アトリエ館は駒沢公園通りから中に入ったところにあった。 生涯古い民家の絵を描き続け「民家の向井」と呼ばれた洋画家で、緻密で繊細な筆捌きで描かれた小民家にはなんともいえぬ雰囲気があり素晴らしかった。 また、アトリエですでにないイグナチオ教会の写真にめくり合い懐かしくもあり、驚きもした。 向天神橋を過ぎ弦巻通りをしばらく進み弦巻中を右折して駒留通りに入り電話局前を右折すると浄光寺にたどり着いた。 寺に隣接して代官屋敷と世田谷資料館があり、此処で世田谷の古代から近代までの発展の概要がわかり易く展示されており、興味深く見学させていただいた。 資料館の前の通りが「ボロ市通り」と判り、毎年1月15日に開催されるボロ市に家内と良く来ていたので、懐かしく感じた。 この「ボロ市」が正月を迎える季節意識を伝える行事として多くの人々に親しまれ400年もの永きに亘って継続してきた「市」だと「楽市掟書」の説明書きを読み始めて知った。 勝光寺の竹林は世田谷百景の一つに指定されており、見事な竹林が山門の右側に広がり、素晴らしい景観を見せ、訪問者の目を楽しませてくれる。 この後、彦根藩主井伊家の菩提寺である豪徳寺に向う。 此処には大老になった井伊直弼の墓の他に、井伊家の子息子女の墓石に加え、藩士、家族の墓石も据えられ、その数実に300にも及び、貴重な遺産として国史跡に指定されている。 徳川幕府の側近中の側近として使えた重要な藩の威容を具間見ることができた。その後「安政の大獄」処刑されて吉田松陰を祭る松蔭神社をお参りし、烏山川緑道を通り、江戸5色不動の一つである目青不動を参詣し、此処で解散。本日は素晴らしい天候に恵まれたが、日差しが強く暑かったですね。 この暑さにもめげず、世田谷の名所・旧跡を丁寧に解説・案内をしていただき、木全さん本当に有難うございました。記 金光
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