■ 4月27日(水) 第5回田園都市線・半蔵門線 沿線DAN歩 あざみ野〜宮前平 案内:田口さん
雲ひとつ無い晴天で、初夏のような気温になった。案内役である田口氏から行程の説明を受け、初回の訪問地である劇団四季に向う。劇団四季は日本においてミュージカルを定着させるのに大きな意義を果たしている、そして東京だけではなく、名古屋、大阪、福岡に劇団四季専用劇場を 持ち、キャッツ、オペラ座の怪人、美女と野獣といった大作を日本のどこかでしかも一つの劇団が公演を続けていくのは驚異的でもある。 あざみ野は劇壇四季の本拠地で1.7万坪の広大な敷地を有し、延べ面積1.2万坪もあるセンターには主稽古場、音響スタジオ、衣装、食堂、床山、トレーニングルーム、医務室、事務室等々が整備され、上演演目の練習は総て此処で行われているそうである。 此処からしばらく住宅街を歩く。さすが東急が力を入れて開発した地域だけあり、道幅も広くゆったりとした住宅が建ち並ぶ静かな高級住宅街を形成していた。 15分くらい歩き、徳川2代将軍の正室である「江」と縁の深い満願寺に着く。 美しく掃き清められた前庭は凛とした趣がある。 ご住職に出迎えられ、中に案内され、天台宗の説明と「江」に関する説明を受けた。 江姫と秀忠のお位牌を見せて頂いた。 それはご本尊左の稚児大師像の右側に祀られた厨子の中で金色に輝いていた。 ちなみに「江」は二男5女の子どもをもうけ54歳で没した。 戦国の三大英雄と深い関わりを持った女性は「江」ただ一人である。
平崎橋の袂で田口氏より古銭のはなしを聞く。 ここ平川では古銭が土出されたそうであり、この地域は古墳時代の遺跡が多く又、平安時代の「石川の牧」に関わる伝承や鎌倉古道の伝承などがそこかしこにのこっている。 満願寺を出て、たまプラーザ駅に向う。 久しぶりに来たが、その変わり様に驚いた。 2007年に完成したというたまプラーザテラスは床面積4.2万uに71店舗が入る超近代的な巨大なショッピングモールで駅を取り込むようにして聳え立っていた。 国学院大学の万葉の小道へ。 國學院大學の教職員及びOB・OGのボランティア活動により、平成3年、たまプラザーキャンパスの開校を機に1年かけて会員が持ち寄った150品種の万葉植物を植栽したという万葉時代の草花が植えられた小道でところどころに万葉集の歌が書かれた表札が立っていた。 大学のグランドへ通じる小道を一周して、歩道に戻り小台公園に立ち寄り、此処で解散となった。田口さん連続4回ご苦労様でした。 有難うございます。記 金光