■ 1月5日 柴又七福神巡り 案内:北原正史
本日はすっきりとした晴天で、頬をなでる風は少々冷たいが、気持ちがいい。北原さんから今日の行程の説明を受け、1469年に開祖されたという観蔵寺に向う。 此処には長寿を授けてくれる寿老人がまつられている。 わずか9cmと小さく可愛らしい神様でした。 長生きを祈願して次の恵比寿天を祀る医王寺へ。 来た道を少し戻りさくらみちに入る。 この道は江戸時代、江戸から佐倉に向う街道で栄え、江戸五街道に匹敵するほどの重要な道だったそうである。医王寺は足利義満が赤目病撲滅のために建立した寺で眼病を守る寺として知られている。 此処に祭られている恵比寿天はイサナギ・イサナミノミコトの第三子で七福神の中で唯一日本の神様である。 商売繁盛を祈願して、次の大黒天を祭る宝生寺へ。ここに祀られている大黒天は「出世大黒天」と呼ばれ、普段見慣れた姿とは異なり、鎌倉時代に彫られたもので、一風変わった姿をしていた。 宝生寺を後にして、柴又帝釈天方向に向い、第4番目の福禄寿を祀る万福寺がある。 福禄寿は神様ではなく仙人であり、もともと数合わせ的に七福神に参加させられたものです。 江戸時代に福禄寿と寿老人をユニットからはずそうという動きがあったそうです。 参拝後途中、柴又駅に寄る。 駅前には大勢の人が来ていて「寅さん」の銅像の前で記念写真を撮っていた。 我々も全員で「寅さん」バックに記念撮影し、えびす屋で昼食。5番目の良寛寺へ。 此処の布袋様は宝袋尊とかかれており不思議に思ったが、北原さんの説明を聞き納得した。 布袋様は中国唐時代の禅僧契批(かいし)で、常におきな袋を担いで喜捨を集めていたので布袋和尚と呼ばれ、神格化され、福徳の神様とされたようです。 境内には願掛け布袋尊の石造があり、腹を三回撫でると願いがかなうと説明書きがあり、何人もの人が腹を撫で願掛けをしていた。願いが叶うといいですね! 弁財天を祭る真勝寺は806年創建の古い真言宗の寺で、入って右側に密教でいう5智如来像が自身の供養のために建てられていた。 此処の弁財天は金光明経に表される八臂像の仏像で七福神中唯一の女神と説明書きにあった。 最後の美毘沙門天(芝帝釈天)大変な賑わいで大勢の人々が参拝に訪れていた。 境内はさほど広くなく、建物は大部分が明治以降の建築である。二天門、帝釈堂などは彩色を施さない素木造のため一見地味に見えるが、細部には精巧な装飾彫刻が施されていて、一見の価値がある。 全員院内の見学に! 楽しい七福神めぐりでした。 今年も皆様に福がつきますように。 北原さん有難うございました。金光 記
|