■ 10月10日(水) 京王線・三田線 沿線DAN歩 第12回 春日〜巣鴨 案内:栗山正雄さん
今日はスッキリとした秋晴れの天気になった。 総勢22名。 文京区シビックホール1階に集合。 爽やかな秋の空気に包まれ、気持良く出発、礫川公園に向う。 園内には幸田文ゆかりの「ハンカチの木」やサトウハチロー作曲の童謡「ちいさい秋みつけた」で歌われている「はぜの木」(樹齢70年)が移植されている。 更に入り口にはこの町の地名となった「春日局」の銅像があった。ここを出て富坂交差点を亘り源覚寺を訪ねる。眼病治療にご利益がるといわれ、庶民の信仰を集めていた「こんにゃく閻魔」、歯痛にご利益のある塩地蔵が安置されていた。 善光寺坂を登り慈眼院澤蔵司稲荷を参拝して、日本の観念論哲学の樹立に寄与した井上哲次郎旧居跡を訪ねる。 戦災で焼失し、二棟の蔵が残っているだけで、今は公園として使われていた。 この後、小石川植物園で昼食をとり、八百屋お七の墓がある円上寺へ御殿坂、蓮華寺坂、浄心寺坂を登りたどり着く。 お七に纏わる話を栗山氏から解説をうけ、白山神社を経て東洋大学の創設者である井上円了記念博物館を訪ねるが休館で入館できなかった。 次の大円寺には旧白山通りを本郷方面に少し戻ったところにあった。 此処にはお七を供養するために「ほうらく」地蔵が建立され、首から上の病を直す霊験あらたかな地蔵様として有名になった。 また江戸末期の砲術家として名をなした高島秋帆の墓や緒方洪庵の墓がある高林寺を参拝し、駒込土物店跡に立ち寄り、家光が命名したといわれる赤目不動、樋口一葉の思慕の人である半井桃水の墓がる養昌寺に寄り、吉祥寺向う。大田道灌が江戸城西ノ丸に建立した曹洞宗の寺院で、山門をくぐると石畳で敷き占められた広々した参道が境内まで続き壮大な趣のある寺院だ。  その後、天祖神社、富士神社を参拝し六義園入り口で散開。 足痛めていたのにも関わらず、長い距離を長時間にわたりご案内頂き、栗山さん本当に有難ございました。記金光