■ 4月17日(水) 千代田線・小田急線 沿線DAN歩 第5回 代々木上原〜経堂 案内:北原正史さん
今日は気温も上がりウォーキング日和になった。 27名が小田急線代々木上原に集合。早速、駒場公園にある旧前田侯爵邸に向う。この公園は16代前田利為(としなり)が本郷から移り、此処に当時東洋一といわれた洋館を建てたが、戦後米軍に接収され、12年間は連合軍極東軍司令官の官邸などとして使用された。その後、1964年(昭和39年)に東京都の所有となり現在に至る。 設計は、塚本靖東京帝国大学教授、高橋禎太郎技師が担当し、外国の貴賓を迎え入れうる洋館として、駒場の田園の野趣にあわせたイギリス・チューダー式がとりいれられている。 様式はイギリス後期ゴシック様式を簡略化したもので、玄関ポーチの偏平アーチにその特徴をみせている。外観は、当時流行した長手のスクラッチ・タイルを貼り、落ち着いた雰囲気を漂わせている。内部は王朝風に装飾が施され、部屋にはイタリア産大理石のマントルピースや角柱、イギリス製家具が配され、壁にはイタリア産シルクを貼ったヨーロッパ調の室内に、唐草や雛菊の紋様をあしらうなど、江戸の風情も添えて、華麗な侯爵家の生活を、今もなおしのばせている。 当時の面影を良く残している和館はふだんの生活には使われず、ほとんど海外からの客の接待用だったそうです。 豪華で格調の高い建築技術に圧倒され、流石伝統ある前田家の財力の凄さにただただ驚きを覚えながら、前田邸を後にした。 若者の街・ファッションの街に加えて小劇場の求心的な地域として紹介される事が多い下北沢商店街を歩き、電車に乗る。 豪徳寺駅で降り、善性寺へ。 この辺の人々から「不動さま」と呼ばれ、親しまれてきた寺だそうである。寺を出、東急世田谷線沿いの小道を暫く歩くと六所神社に着く。入口の階段を上がり薄暗い参道を抜けると、境内正面には朱の柱などに白壁が映える拝殿が建ち、左右には神楽殿、境内社などが点在している。社殿左側に建つ旧社殿?と思われる建物には素晴らしい木鼻や狛犬がいた。 神社を参拝し、更に沿線沿いに進み松原駅の先にある赤松公園による。 ここで暫く休憩をし、ハナミズキが咲く街道を暫く歩く。 両側に植えられたハナミズキにはまばらに白い花が咲いている程度で、咲き誇る様を見る事が出来なかった。 西福寺の参道に咲くバタンがとても美しかった。チュリップや藤棚もキレイで女性、男性に分かれ写真を撮った。 左内弁財天は親水公園の入口に鎮座している小さな社であった。 この社は北沢用水の開削に尽力した上北沢村の旧家 鈴木左内家に祀られていた弁財天です。 この後、北沢川を暗渠にして出来た北沢川緑道に入る。 さまざまな草花が見られ、四季折々が楽しめる遊歩道になっている。 此処を暫く歩き経堂駅に着く。 北原さんご苦労様でした。 旧前田邸の懇切丁寧な説明には驚かされました。 記金光
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