■ 12月18日 正岡子規と落語で笑う根岸暖歩 案内:大島さん
DANの会 年末特別企画『正岡子規と落語で笑う根岸暖歩』 
勉強意欲ある20名が参加で盛会でした。
案内役の大島房太郎さんが作成して配布してくれた資料:訪問先の解説書、子規年譜、子規書簡、子規庵の図、地図3枚(古地図含む)
大島さんから今日はDANの会とNHKがコラボしていますからとの説明に、皆が「えっどうやって・・・?」「ホント?」
12:30まずは先週放映されたNHK「坂の上の雲」のビデオ鑑賞、子規出演場面中心でしたが亡くなる場面を終わった後、なんと12:40NHKにすると坂の上の雲ではなかった子規の墓の画面にかわり「本当にNHKが私達のこの日のために放映!?」みんなが驚きました。
その後、更に子規についての秘話ビデオ鑑賞、年譜とあわせ説明があり、子規の夏目漱石宛書簡は病苦を素直に語る内容に漱石との深い友情がわかります。漱石の著書「吾輩は猫である」の中にも子規の名がでているし、誰もが知っている子規の『柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺』は、漱石の『鐘つけば銀杏散るなり建長寺』に返句したものだったと秘話を聞き「ヘぇー」。両句と寺が写っている写真をプレゼント!至りつくせるの講義でした。
入谷へ移動、根岸暖歩です。最初に寄ったのは子規の俳句がある「真源寺(入谷鬼子母神)」、今は珍しい昔からの提灯屋、屋根まで届くサボテンに驚き江戸一番と言われた「御行の松」へ。ここも子規が詠んでいます。
「子規庵」では八畳の座敷に座って病間や庭を見ながら説明を聞き、見学。その後、子規、漱石とも関係が深い中村不折の「書道博物館」では学芸員の説明を聞き、元禄4年豆腐茶屋として創業の『笹乃雪』へ。「一品一品とても美味しい!」食後、ねぎし三平堂へ、前座の後、林家正蔵出演で大笑い「やっぱり正蔵はうまいなぁ」、春風亭一朝、とりは柳家小満ん師匠「酒の飲み方が本当の様で飲みたくなった(笑)」ここで解散。満足の一日でした。
「大島さんの調査力、資料には驚きました」「子規の生涯がよくわかりました」「一年の占めに良い思い出をありがとういございました」の声と、皆さんからお礼の拍手!大島さん本当にありがとうございました。北原記