■ 2月27日(水)千代田線・小田急線 沿線DAN歩 第1回新御茶ノ水〜根津 案内:金光秀尚さん
スタートから悪天候に狙われが 悪天候にも関わらず29名と今までで、最高の参加者となった。 小雨がぱらつくき、冷たい風が吹く中、ニコライ堂に向う。 正式の名称は「東京復活大聖堂」。日本に正教会をもたらした聖ニコライの依頼を受け、1891年に完成。 日本正教会の総本部でもある。 此処で北原氏から本年度のDANの計画にいての説明を受け、次に向う。 千代田区駿河台と文京区にまたがる聖橋を渡った、袂に昌平学問所跡地の標識がある。 林羅山がこの地に私塾を開き、その後幕府が正式な学問所とし、「昌平黌(しょうへいこう)」と称された。 この跡地は、今は医科歯科医科大学湯島キャンパスになっていて、その当時の面影はない。 江戸時代には幕府の学問の中心的役割を持ち多くの著名人が輩出している。 現在の筑波大学、御茶ノ水女子大学の前身でもある。 聖橋の袂の階段を折り、湯島聖堂に向かう。 ここは将軍綱吉によって立てられた本来の孔子廟で、綱吉はこれを「大成殿」と名づけ、自ら額の字を執筆し、此処を「聖堂」と呼ぶようにした。 そして林羅山の私塾も此処に移された。 此処から程近いところに江戸三大祭りの一つで有名な神田明神がある。 平将門を祭る江戸総鎮守として尊敬されている神社でもある。 野村胡堂の代表作「銭形平次捕り物長」の主人公銭形平次の碑がある。 明神の裏門から急な階段をくだり蔵前通りに出、清水坂を登って所に嬬恋神社がある。 こじんまりとした小さな神社だが日本武尊を祭る関東惣社と名乗り、正月2日に枕の下にして寝ると、よい夢が見れるといわれる「夢枕」を売り出した神社で江戸時代には多くの人が訪れたといわれる。 このあと柳沢吉保の帰依を受けた、関東真言宗の総本院である霊運雲寺を礼拝し、学問の神様として知られる菅原道真を祭る湯島天神に訪れた。 丁度、白梅の時期でしたが、今年は例年に比して寒く、6分咲きの状態ではあったが、楽しく観賞できた。 春日通りを本郷三町方面に歩き春日局の菩提寺である燐祥院を尋ねる。 その後、韓国料理店で昼食をとり、不忍池の袂にある下町資料館を訪ねる。 昭和初期の下町風俗が展示されてあり大変懐かしい思いに浸れた。 此処で一旦解散とし、残った数人で横山大観、竹下夢二を訪ね夢二記念館の喫茶室で談笑し、根津駅で散会した。
悪天候にも関わらずお付き合い頂き有難うございました。     記金光