■ 10月13日(土) 歴史散歩 第17回 『川・用水・街道から見た本郷・根津・谷中』 案内:笹倉信行さん
東京大学赤門前で集合。重厚感ある校舎の中を歩き会場の山上会館へ向かう。午前10時映像による講座、いろいろな川の水源地からどこを通って流れるのかを、その場所の写真や動画の映像を観ながらの大変分かりやすい説明に驚きました。江戸時代の用水、街道の説明、本日の歩く講座の見所、東京大学の歴史までも説明があり大変勉強になりました。歩いての講座は、三四郎池からスタート、木々は小さいながらも森を形成していて建物は見えず池を一周歩くと、ここが大学内とは信じられません。昼食は学生食堂、東大生になったつもり(笑)で東大生と一緒に食べましたが安くて美味しかった。安田講堂前で全員で記念写真。東大を後に根津権現とも呼ばれツツジで有名な根津神社へ。日本武尊が千駄木に創祀、大田道灌により社殿が創られ江戸時代に移転したそうです。文京区在住の方もこんな道知らなかったと驚いた藍染川(へび道)は、本当に蛇のような道でみんながびっくり。須藤公園は、江戸時代加賀藩の支藩の大聖寺藩の屋敷跡。その後明治に実業家須藤吉左衛門が買い取り昭和に須藤家が公園用地として東京市に寄付、文京区に移管された公園で滝もあり池の周囲には藤の木、クスノキ等の大木もあり静かでとても良いです。その後、岡倉天心像、初音の森に寄り谷中霊園内にある五重塔跡へ。明治期、幸田露伴がこの塔をモデルとして名作「五重塔」を書いたが、昭和32年に放火心中で焼失したそうです。美しい五重塔だったらしく残念ですね。午前は映像、午後は歩いての楽しい講座で、とても勉強になり有意義な一日でした。
笹倉さん ありがとうございました。 |