■ □2月24日 東急4沿線DAN歩 第1回池上線「池上駅」 案内:田口和宏氏
第1回池上線池上駅に27人が集合。天気:曇り時々晴れ。案内人は田口和宏さん。
霊山橋前で、湯浅さんが、江戸時代の本門寺の浮世絵を解説、当時の様子を思い浮かべて、本門寺へ。 田口さんが、池上本門寺、有名人の墓などを大変詳しく説明され、これにはみんなが驚きました。また参勤交代の人質で在江戸の正室、側室の墓がこれほどあるとは知りませんでした。梅園の梅もきれいでスタートとして大変良かったです。湯浅さん、田口さん、ありうがとうございます。 「DANの会の今年の沿線散歩は東京南部の東急4沿線。今日はその第1回として、池上線、池上本門寺を巡った。本門寺を訪れるのも池上線に乗るのも実は初めてで、予備知識無しで臨んだから寒さも何のそのワクワクの一日だった。先ずは96段の急で真っ直ぐな石段を登る。加藤清正が寄進したものという。清正は日蓮宗の熱心な信者で、日蓮はこの地で入滅されたということで、この日蓮宗大本山には日蓮に因む史跡は当然のこととして、清正に絡むものも多かった。墓所には多数の古今の著名人の墓、現代でも幸田露伴、市川雷蔵、永田雅一、力道山、大野伴睦等々凄かったが、清正関連も石段や供養塔の他、夫人の家康の養女正応院の8層の層塔(本は塔輪の付いた11層だったとか)、紀伊徳川家頼宣に嫁いだ娘瑶林院が寄進したという梵鐘など、美しいと感じる清正関連のものが目立った。紀伊家は江戸住まいだった内室の墓所として、ここを選んでいて、頼宣の母お万の方(養珠院)、瑶林院の巨大な墓石が並ぶ様は圧巻ですらあった。熊本繋がりで細川家の墓もあったが、なぜか「河上彦齋先生碑」がそこにドンと建っているのには参った。昨日話題にした幕末最大の先進的開国思想家である佐久間象山を暗殺した頑迷固陋な攘夷派テロリストの熊本藩士である。明治になっても攘夷を唱え手に負えないため政府により斬首されている男であ る。本門寺をたっぷり眺めた後、近くの池上梅園を訪れた。池上梅園は丁度梅の花が見頃で、賑わっていた。サクラの浮き浮きした感じも良いが、梅のしっかりした花も好きである。特に花開く前の目一杯膨らみを持った蕾が愛らしい。(栗山)」 |