■ 11月9日(金)社会見学第14回「国立天文台」
国立天文台見学の敷地は約104万平米、東京ドーム22,3倍の広さがあるそうです。国立天文台石崎氏のとても分かりやすく詳しい説明に、私たちも活発に質問して大変勉強になりました。

第一赤道儀室は、天文台で中では一番古い建物で口径20cmの屈折望遠鏡があり太陽の黒点観測や太陽全体の写真撮影を行なわれていました。この望遠鏡はおもりによって天体追尾してスケッチしていたそうです。黒点の増減で太陽の活発な状態がわかる、11年周期でしたが昨年は今までにない特殊な状況になっているそうですが我々には影響がそれほどないそうです。次に太陽系ウォーキングへ。土星まで6つの惑星模型が並んでいて約100mあり1歩が50cmなら200歩で行けます。本当の距離はこの140億倍、だから私たちの1歩が、なんと700万kmに相当するそうで各惑星との距離、大きさが分かるような気がしました。
世界の先端を走る4D2Uのドームシアターへ。最近3Dの映画がありますがここは4次元デジタル宇宙シアター、空間3次元と時間1次元です。特殊メガネをかけて宇宙ロマンの旅へ。私たちの頭脳の許容量をはるかに超えるスケール、宇宙構造の進化を宇宙遊泳で目のあたりにして驚きでした。この宇宙の広さを考えると、小さい小さい地球で戦争なんかしているなんて本当にバカみたいですね。映像を鑑賞後、日本最大、口径65cmの屈折望遠鏡があり構内で最大のドームである天文台歴史館へ。半球ドームはなんと船底を作る造船技師がの力を借りて作られたそうです。展示室では国立天文台が行っているプロジェクトの説明がありました。特に国立天文台ハワイ観測所ハワイ島の4200mにある、すばる望遠鏡は見たいですね。日本の研究者が観測に最適な場所としてチリの5000mのアタカマ高地を見つけ、ここが世界中で賛同され国際プロジェクトになっている場所だそうです。昨年9月に電波望遠鏡「アルマ」が初期運用開始されているそうです。
やはり説明を聞きながら見学するとよくわかりますね。大変良い勉強になりました。