■ 9月26日(水) 京王線・三田線 沿線DAN歩 第11回 『目黒〜三田』 案内」栗山正雄さん
久しぶりのDAN歩に、再開が待ちどおしかったのでしょうか、23名もの人が参加、再会の挨拶を交し合い、北原さんの今後の予定の説明を受け、目黒駅を出発。 皆さん足取りも軽く国立自然教育園に向う。 ここは高松藩松平讃岐守頼重(水戸藩初代藩主頼房の長男)の下屋敷跡だった。60万uと広大な面積を有し、大都市「東京」の中心部にあって今なお豊かな自然が残る、都市砂漠のオアシスともいえる緑地である。 その後、芝増上寺子寺群のお寺を巡る。 伊藤薪水の天井絵、深水の墓、福沢諭吉の永眠の地碑等々を尋ね、三田用水跡に出る。 江戸の六上水のひとつである1664年(寛文4)に開削された。幾つかの寺を訪ねる。 立行寺には将軍家光のご意見番として知られる大久保彦左衛門の墓があり、その近くに小説、戯曲、講談によく登場する一心太助の墓があるのには驚いた。 定説では架空の人物と言われているのだが、また一説には、若いころ彦左衛門の「草履取り」だったとの説もあり、その真偽の程は判らない。 その他、江戸中期の儒学者荻生徂徠の墓や、おしろい地蔵、フランス公使館跡等々を巡り、歴史ある慶応の本拠地である慶應義塾大学のキャンバスを見学。三田キャンパスには、創立以来の歴史と伝統が刻まれ、特に国の重要文化財である三田演説館や赤レンガの図書館旧館は、明治の息吹を今の時代に存続させ、アカデミックな雰囲気を漂わせている。構内には「福澤諭吉終焉之地」の記念碑や佐藤春夫の詩碑など数多くの文学碑や美術作品が散在していた。今回も楽しい1日でした。栗山さん有難うございました。記金光