ミシシッピ州 〜 グリーンエネルギーで、ビジネス環境を大改造
2011.01.27
ミシシッピ州南部初、低コスト薄膜太陽電池パネル製造会社が主力拠点設置を発表
2011年1月4日、ヘイリー・バーバー知事と高効率メーカーで低コスト薄膜太陽電池パネル製造会社のベンチャー企業のスタイオン社は、州内2番目の太陽光電池パネル工場進出を決定し、州南部中心にあるハティスバーグ市(Hattiesburg)に100メガワット太陽電池パネル生産工場を建てることを発表しました。初期に5億ドルの投資をし、1,000人の新規雇用を先の6年に亘り創出します。
「スタイオン社が薄膜太陽電池パネル製造工場をハティスバーグ市に設置するという本日の発表で、ミシシッピ州はクリーンエネルギー企業にとり、工場設置や拡張に理想的な場所であるということをさらに証明することになります。」とヘイリー・バーバー知事はさらに、「ミシシッピ州はスタイオン社を歓迎しており、高い質の大勢の雇用をミシシッピ州民のために創出することに感謝しています。」とコメントしました。ハティスバーグの地からは、スタイオン社が高効率で薄膜太陽電池パネル製造に独自の材料やプロセス専門知識を活用します。110ワットから120ワットパネルが主な商業・政府向け、住宅や設備、また配電網内外に適用され、多くの競合他社製品に勝る優れた性能とコストパフォーマンスを提供します。
「ミシシッピ州政府、フォレスト郡やハティスバーグ市は協同で豊富な資源と共にビジネスフレンドリーな地を提供してくれました。」また、「私どもは彼らとパートナーとしてクリーンエネルギーの国内生産増や温室効果ガス排出を減らし、ミシシッピおよび国の経済をサポートすることを喜びとしております。」とスタイオン社社長のチェット・ファリス氏が語りました。
「2010年にミシシッピ州政府は、クリーンエネルギー企業向けの法案を模索し、そしてスタイオン社のハティスバーグ市への誘致はその成果です。」とグレイ・スウォープ、ミシシッピ州経済開発庁長官は言い、「スタイオン社が旧サンビーム社建屋を活用するのを見るのが(同市経済開発公社出身として特に)嬉しいです。直接、立地状況と地域労働力とが合わさることがハティスバーグと企業にとって勝算があることだと確信しています。」
カリフォルニア州サンノゼに本社を置く2006年創設のスタイオン社は現在、高効率低コスト薄膜太陽電池パネルを1万平方メートルある最先端技術製造・研究開発所で生産しています。同社について詳しくは、こちらのウェブサイトをご参照ください。www.stion.com
ミシシッピ電力社、24億ドル新発電所プロジェクト起工式典開催
2010年12月、ケンパー郡において、ヘイリー・バーバー知事、ミシシッピ電力社、州政府や地域リーダー達関係者がミシシッピ電力社の新しい統合ガス化複合サイクル(IGCC)施設起工式で集まった。582メガワット、クリーン石炭技術電力発電所は、24億ドルの投資で260人の正規雇用と建設ピーク時にはその他1,000人の雇用創出に値します。
「よりクリーンで、手ごろにかつ豊富に入手できるエネルギーをもつことは世界中の共通のゴールです。そして、今日、我々がこの新しいクリーンな石炭技術発電所の着工でゴールに近づく手前におります。」と、バーバー知事が語りました。「ミシシッピ州政府は、ミシシッピ電力社と共にこの最高水準の技術を共有し現実化できて嬉しいです。また、国家のエネルギー自立に向かう中で、この発電施設は、ミシシッピ州に高いエネルギー自給を確保し、また、クリーン石炭技術においてミシシッピ州がリーダーに位置づけられたことを確立させました。」
この発電所には統合ガス化複合サイクルを活用します。合成ガスに石炭または亜炭を変換するプロセスには、エミッション制御が直接IGCCプロセスに組み入れられているため、従来の粉末状石炭火力発電所より少ない排出で発電することが可能になります。長期分の埋蔵量を誇るミシシッピ産出の亜炭は低コスト燃料になり、且つ、燃料市場の予期せぬ価格変動を企業が避けることを可能にします。
「ケンパー郡IGCC発電所は、ミシシッピの過去十分活用されていなかった資源である40億トンの備蓄亜炭を活かします。」さらに、ミシシッピ電力社社長兼最高経営責任者、エド・ディ氏は「ミシシッピ亜炭は利用可能な最も安い燃料源ですし、我々の顧客の高まるエネルギー需要を満たすためのプロジェクトの鍵となる最も適した選択がその価格安定性なのです。」と述べました。2014年の完全操業後には、新発電所は二酸化炭素排出の65パーセントを回収することとなり、これは同規模の天然ガス複合サイクルに相当します。
「本日はミシシッピ州にとり、新IGCC発電所の起工式という、とても奮起する出来事のあった日になりました。」と、グレイ・スウォープ氏、ミシシッピ州政府経済開発庁(MDA)長官は熱く語り、続けて「この発電所は、この最新技術を利用する世界初のひとつになります。これで長期における信頼性のある低価格のエネルギー増に貢献することにより、今後更なるビジネス投機をもたらし、ミシシッピ州民の新規雇用も創出するので、とても期待が高まります。」
ミシシッピ電力社(Southern Companyの子会社)は、ミシシッピ州内南東部地域23郡で193,000顧客に供給しています。企業について詳しくは、www.mississippipower.com
ミシシッピ州はバイオ燃料製造企業を歓迎します
わずか4ヵ月前の昨年8月、ヘイリー・バーバー知事とテキサス州パサディナに本社があるバイオ燃料企業キオー(KiOR)社の関係者がミシシッピ州内に同社がバイオ燃料生産設備を5ヵ所設置することを発表しました。全体で、キオー社は5億ドル以上をそれらミシシッピ施設に投資することになり、州内で少なくとも1,000人の直接的および間接的な雇用を創出する約束をしました。
「私はこの革命的な新しい企業が、ミシシッピ州をその最初の3つの商業量産用生産設備の場所に選んだことを喜ばしく思います。」と、ヘイリー・バーバー知事がコメントしました。「キオー社はミシシッピの再生可能な豊富な植林資源を使用することにより高品質の原油代替製品をつくり、我が国のエネルギーニーズを満たすことで輸入石油依存を低減し、さらにミシシッピ州内1,000人以上の雇用を創出することになります。」
キオー社の画期的な触媒変換プロセスが木製品や農業廃材といったバイオマス原材からRe-Crude™として知られる高品質の再生可能な原油に変換させ、輸入原油の直代替として使用できます。
低価格な原材を柔軟に変換させるこの企業の技術により、自然が原油をつくる時間を何百万年から秒単位に短縮します。既存の製油所基盤を使用して、キオー社の原油代替は輸送燃料に精製されることができて、経済的で、なおかつ生産量の調整性があり、環境にやさしい方法で生産することができます。
「弊社は、ミシシッピ州内で私達の技術を商業化し始めることに非常に興奮しています」と、フレッド・キャノン氏、キオー社社長は、「これらの施設は地域に高質雇用を持ってきて、我が国の石油輸入依存を軽減する助けをし、州を国内バイオ燃料供給元として生産のリーダー的存在にします。」とコメントしました。
キオー社はその最初の施設用地にコロンバス市とニュートン市を選び、その他はミシシッピ州南西部に設けると決定しています。同社はさらに他2ヶ所の施設選定について州内のその他周辺の地域と話しを進めています。最終決定がされた後にこれらの場所の発表がされる予定でいます。
「ミシシッピ州内で生産工場を設置するというその決定で、キオー社は高質雇用機会を州内の農村地帯にもたらします。と同時に州内の再生可能な植林資源を供給原材に使用することを確約したことによりミシシッピ林業や農業にも貢献するのです。」とグレイ・スウォープ、ミシシッピ州経済開発庁長官は語りました。
2007年に創設された民間企業のキオー社は、触媒作用や製油、材料調達の広範囲な経験をもつ経営陣で構成されています。同社は本社をテキサス州に置き、研究開発所とパイロットプラントを併設しています。
詳細は、www.kior.comで企業ウェブサイトをご覧ください。