オハイオ州 - ホンダ・ヘリテージ・センター: 歴史へのトリビュートと未来への照準
2015.01.27
オハイオ州、そして北米でホンダが歩んできた55年の革新的歴史と成長を世界へ物語るメアリズビルのホンダ・ヘリテージ・センターの扉が今日正式に開かれました。
「ホンダ・ヘリテージ・センターは、何百万人もの顧客との繋がりが製品という形として残っている、ホンダの夢のコレクションです」と語るのはホンダ北アメリカ最高経営執行者である山田卓司氏。「ここに展示されている様々な製品 – オートバイ、電動器材、自動車、飛行機やロボティックス – それらは主要なマイルストーンと共に、オハイオ州、そして、北アメリカ各地でのホンダの軌跡を語るものです。」
ジョン・ケイシック オハイオ州知事はホンダの役員、政府や地方幹部と共にこの新しい施設のオープンを祝うため駆けつけました。3500万ドルを投資したこの16万平方フィートの施設にはミュージアム、技術開発センター、そしてオフィス・スペースを含みます。
1月に市民に一般公開される新しいミュージアムはホンダの歴史に敬意を表し、北アメリカ、特にオハイオ州においてのホンダの活動の役割で重要な製品やマイルストーンをハイライトする展示をしています。壮大な夢への展望は、館内のいたるところに明白で、展示してあるオートバイ、自動車と電動器材の進化に見て取れます。 これに加え、人型ロボットASIMOや2015年から顧客へ納品予定の小型ビジネスジェット機Honda Jetのレプリカなど新しいホンダ技術も見ることが出来る。
この建物にはホンダミュージアムに加えて、オハイオ州や全米のホンダ工場で働く同社のエンジニア、機材サービス技術者や生産に携わるホンダ従業員の研修施設となる新しい技術開発センターも併設されることになる。ここでは、ホンダとその関連企業がいかに先進技術と向き合えるかが鍵となる21世紀の製造への準備が可能となる。
Honda of America Mfg. Inc.の最高経営執行者兼副社長のトム・シュープ氏によると、ホンダの北米での活動が今後更にグローバルにホンダ・モデルの開発と製造を担っていく大役に繋がるため、この技術開発センターは重要な拠点となる。
「ホンダは子会社や関連企業などのチームに対して投資をしていくことをまず考えており、このトレーニングセンターは皆さんにグローバルなモデルの製造に向けて先進技術を研究してもらうためのものです。弊社製品や工場に更に高度な先端技術を導入していくと同時に、製造に関わる人間が未来の製造に必要な技術を確実に身につけてもらいたいと考えています。ホンダの技術者への投資は我が社の将来の成功に必要不可欠なものです。」
技術開発センター はJobsOhioからの補助金を受けており、技術者がより実地的な体験が出来るように設計されたロボットによる生産ラインを含む5つの専用の教室が備わっています。 カリキュラムは基礎的な流体力、メンテナンス数学や周波数駆動のような基礎の指導に加え、より専門的な金型や機械加工などに関する高度なトレーニングも提供します。
「ヘリテージ・センターはオハイオ州での飛躍をはじめ、ホンダのグローバル企業としての驚異的な成長をショーケースするものです。」とJobsOhio社長兼主任投資役員は語る。「今後ホンダにとって重要なハブとなり、この地域の労働力開発を強化してくれるであろうこの素晴らしい施設が、オハイオ州を拠点としてくれたことを誇りに思います。」
進出企業の成功を最大限に支援するチーム、JobsOhio
JobsOhioはオハイオ州の経済発展のための民間団体です。オハイオ州に拠点を置く企業の様々な要望に迅速に応えるだけでなく、経済発展を支える海外企業を誘致・サポートする組織が必要であると感じたケーシック州知事が、就任して一ヶ月目に立ち上げたチームです。
JobsOhioは、オハイオ州へ企業を誘致し、企業のビジネスを拡大・維持して行くために州内各地域のパートナーと共に活動しており、特に日本企業を州全体でサポートすることは最も重要なミッションであると考えています。その支援活動を強化するため、今年の始めに東京オフィスを設置しました。さらに、コロンバスからも専任チームが定期的に日本を訪れ、本社の皆様のご相談やご質問に直接お答えする機会を設けています。現在の会社施設の拡大、あるいは新たな設置など、ビジネスの拡大については是非JobsOhioまでお問い合わせください。無償で候補地の選定をお手伝いする他、インセンティブのご案内も可能です。