■ 2007全日本学生ジムカーナ選手権大会
今季最も力を注いできたといっても過言ではない全日ジムカーナ。万全の体制にて臨んだにもかかわらず、なんと前日練習会にてトラブル発生。原因不明の息継ぎ症状が発症してしまった。
 
この時期の鈴鹿、もとい日本は猛暑の日々。大会の1週間前にマシンチェックを兼ねた東北学院戦が行われた日は、あいにくのレインコンディション。気温も実践とはだいぶ違う中であったが、各部品を新調したりメンテナンスを施したマシンの調子は問題ないだろうということでこれといって手を加える必要はないと判断…しかし、ここに誤算が潜んでいたわけである。
 
すぐさま対策を練ることになったが、これまでの発症条件を総合しエンジンに熱が入ってくると症状が出ると判断。なるべくアイドリングを避ける&冷却による熱対策にてしのぐこととなる。前日練習会を早め気切上げ翌日の予選に備えることにした。

予選では午前練習、午後予選で1本ずつの走行。熱対策のためコース〜パドック間の坂以外は部員が手で押すことにしたために全員午前中からへとへとに。その甲斐あって、車両自体はトラブルなく走行できたのだが鈴鹿の高速コーナーにややセッティングがマッチせずコース奥のコーナーで全員リアが出てスピンしそうになり、山口はスピン→コースアウト→マフラー、チンスポ破壊 をしてしまいすぐさま修理。修理は順調に完了し午後の走行へ。

午後は力み過ぎたためか水野が3輪脱。予想外にも順番が早く回ってきてしまった加藤の冷却が間に合わずコース半分すぎから息継ぎ症状がまたしても発症。本来の力が生かしきれない結果に。なんとしてもA決勝を目指していただけに意識の甘さを大いに感じさせられることとなった。

  予選男子団体 18位
   加藤 48位
   山口 62位
   水野 74位

B決勝は各選手1本ずつの走行。前日の冷却作戦にくわえコールドスプレーを導入するも、最終番手の加藤の走行時またもや息継ぎが発生してしまい、どうにかこうにか速く走りゴール。上位を目指して日々活動し、遠征しているのにもかかわらずこのような結果になり悔しい限りである。

 もはや、車両はどこどこの部品を変えてみて…などといった話ではなくなってきたようで、ここまで来ると選手の本来の力を出すためにいろんな意味で、部員一同のますますの努力が必要だという結果に直面している。
  
  決勝男子団体 20位
      加藤 43位
      山口 58位
      水野 62位